cgクリエイターとしてフリーランスで働く人もIT関係の仕事をする人の中ではいます。フリーランスなので自分で仕事を探してくることになりますが、会社員時代は営業が撮ってきた仕事は得意先などが一定の方向性があり、仕事に内容や絵柄、クオリティなども基準がだいたい決まっています。
しかし自分で仕事を探すとなると、最初のうちは仕事の選り好みをしている余裕は無いのがたいてい人のパターンです。仕事をくれそうなときはとりあえず「できます」といって仕事を受けることが多いです。そうすると今まで自分の中でなんとなく出来ていたルールや方向性が相手には全く通じず戸惑うことは非常に多いです。相手にどの程度のITリテラシーがあるか、例えば使用するソフトやファイルの種類、ソフトのバージョンなども取引先がだいたい決まっていた時は戸惑うことは少ないですが、新規の相手だと全く常識が異なったりします。
また作成するCGについても自分の得意ジャンルであるということは少ないですし、むしろ苦手な分野を積極的に引き受けて、引き出しを増やす努力が必要です。なので華麗なcgクリエイターと言う幻想を持っていた場合は見事に砕かれギャップに悩みます。泥臭い営業も必要ですし、やり取りのメールや電話に悩まされることもあります。しかしこれはどんなフリーランスの人間も必ずと言っていいほど通過をする道です。こうやって客を増やし、その中から自分の方向性を見出していくのです。